神楽の降下橋〜峡谷で舞う高千穂夜神楽〜

2022 千葉県建築学生賞 JSCA賞 / 特別審査員賞
神楽の降下橋〜峡谷で舞う高千穂夜神楽〜
谷口真寛(たにぐち まひろ)
 日本大学・生産工学部・建築工学科

谷口真寛 私は,自分の育った宮崎県の西臼杵郡高千穂町を研究において調査し,高千穂町の風土や歴史,文化をより体感した。高千穂町は,日本書紀や古事記などにも登場する数多くの神話が息づく場所としても知られている。そのことから私は,神話の息づく風景の中でも高千穂神楽に注目し,設計を行なった。
 神楽のかたちなどが少しずつ違う三田井地区と岩戸地区の間にあり,地域の境となっている岩戸川流域の峡谷を計画敷地とした。そのため,多種多様な神楽を舞う舞台でありつつ,人々を繋ぐ橋を設計した。二つの地域の境となっている峡谷での橋であり神楽を舞う舞台は,人と神々を繋ぎ,舞遊ぶ場所となる。

作品シート1

作品シート2

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