塵海の廻都

2018 千葉県建築学生賞 特別賞
塵海の廻都 海洋ごみで成長する洋上都市の提案
黄 起範(ふぁん りの)
 日本大学・理工学部・海洋建築工学科

黄 起範 日本ではあまり取り沙汰されない海洋のプラスチック汚染問題その実情は深刻で、太陽光と波浪により劣化・粉砕されたマイクロプラスチックが生態系に取り込まれることで生態系の下位から上位へと悪影響は蓄積されていく。つまり我々の食卓にも上がっているということだ。これは他人事ではなく、我々の身近に迫った危機の話である。海洋のプラスチック汚染は深刻で、太平洋だけで1億トンが漂っているという。しかし見方を変えれば海洋を漂うプラスチックごみは資源として見ることもできる。その資源をもとに今後普及するであろう3Dプリンターと海上ならではの環境から建築を考える。ゴミ山から金鉱山へ、海洋ごみから成り立つ農業都市を提案する。

作品シート1

作品シート2

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