結い留める水田

2017 千葉県建築学生賞 市民賞
結い留める水田
蒲生良輔(がもう りょうすけ)
日本大学・理工学部・海洋建築工学科

蒲生良輔 1000年以上にも及ぶ長い時間の中で築き上げられてきた棚田の文化や生態系、水の循環はもはや人間の暮らしや自然環境にとって無くてはならないものとなってきている。しかし昨今、農業者の高齢化や後継者不足、輸入米などの影響により急速に山の棚田は放棄地へと姿を変え始めており、土砂災害の危険性までも発生させている。
 ここで日本の文化の塊ともいえる棚田を未来へ守るための建築を提案する。場所は東京から最も近い棚田である千葉の「大山千枚田」。ここは都市住民や学生の利用があり、外部発信のポテンシャルがある一方で、棚田の裏山ではハザードマップに急傾斜地崩壊危険地とされている。土木的要素によって物理的に棚田を守り、建築的要素によって人と棚田を結び守る提案。

作品シート1

作品シート2

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